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スポンサーサイトRAC構築 11gR2 on Oracle Linux5.8[VMWare] (5)NTP環境構築


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RAC構築 11gR2 on Oracle Linux5.8[VMWare]
(1)全体設計
(2)OSインストール
(3)VMWare Toolsインストール(任意)
(4)OS設定
(5)NTP環境構築
(6)ASM用共有ディスク追加
(7)ユーザ設定その他
(8)ゲストOS複製(RACノード2作成)
(9)Grid Infrastructureインストール
(10)Oracleソフトウェアインストール
(11)RAC用データベース作成
【参考】このディスクが依存するスナップショットディスクを開くことができません
【参考】Timed out waiting for the CRS stack to start
【参考】ゲストOSが突然フリーズする
【参考】root.shエラー時に再実行する


RACの場合、RACノード間の時刻が同期していないと環境構築時にエラーが発生してしまいます。
そのため、NTPによるRACノード間の時刻同期が必要となります。

本記事では、ホストOSをNTPサーバに設定し、ゲストOSの各RACノードからNTPプロトコルによる時刻同期を行いたいと思います。

ちなみにですが、VMWare ToolsでもホストOSとゲストOSの時刻同期が行えるとのことですが、Grid Infrastructureインストール時の前提条件チェックでエラーが発生する為、今回は取り上げません。



ネットワーク設定
 ホストOSとゲストOSが通信できるように設定を行っておきます。

 VMWareのネットワークアダプタ設定で、ホストとゲスト間のみの通信とするため、「ホストオンリー」を選択する予定です。
 その場合、ネットワークは「VMware Network Adapter VMnet1」が使用されるため、IPアドレス設定をしておきます。
 ※「NAT」を選択する場合は、「VMware Network Adapter VMnet8」となります。

・ネットワーク接続にて「VMware Network Adapter VMnet1」を右クリックし、プロパティをクリックします。


・「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、プロパティをクリックします。


・下記のように入力し、OKボタンをクリックします。
 ・IPアドレス:192.168.132.1
 ・サブネットマスク:255.255.255.0


・閉じるをクリックします。



NTPサーバ設定
ホストOSをNTPサーバにするために下記のように設定します。
ホストOSには、「Windows Vista Home Premium SP2(32 Bit)」を使用しています。

・コマンドプロンプトより「regedit」と入力し、レジストリエディタを起動します。

・HKEY_LOCAL_MACHINE->SYSTEM->CurrentControlSet->Services->W32Time->TimeProviders->NtpServerの「Enabled」を1に設定します。


・HKEY_LOCAL_MACHINE->SYSTEM->CurrentControlSet->Services->W32Time->Configの「AnnounceFlags」を5に設定します。


・コマンドプロンプトより下記を実行してサービスの再起動を行います。
  ・net stop w32time && net start w32time



ファイアウォールの設定
Windowsファイアウォールのデフォルトでは、NTP通信が遮断されてしまいます。
そのため、NTP通信用にUDPの123番ポートについてファイアウォールの例外設定をします。
 
・コントロールパネルよりWindowsファイアウォールを起動します。


・設定の変更をクリックします。

 
・例外タブでポートの追加をクリックします。

 
・下記のように入力し、スコープの変更をクリックします。
 ・名前:NTPサーバ
 ・ポート番号:123
 ・プロトコル:UDP

 
・カスタムの一覧を選択し、通信を許可するネットワークアドレス帯を指定し、OKをクリックします。
 ・192.168.132.0/255.255.255.0 ← 192.168.132.xのアドレスについて許可する。

 
・OKをクリックします。

 
・OKをクリックします。

 
 
NTPクライアント設定
NTPクライアントとなるゲストOS側で下記を実施します。
(1)ntp設定
"/etc/ntp.conf"を下記のように構成します。
※"server"にはNTPサーバのIPアドレスを指定しますが、今回はホストOSのIPになります。
server 192.168.132.1
server 127.127.1.0 # local clock
fudge 127.127.1.0 stratum 10
driftfile /var/lib/ntp/drift

(2)ntp実行モードの設定
RAC構築のため、NTPのモードはstepモードからslewモードに変更する必要があります。
slewモードは、時刻を一度に合わせるのではなく、システムに影響が無いように少しずつ時刻を同期させていくというモードです。

/etc/sysconfig/ntpdファイルを下記のように-xオプションを追加します。
 ・変更前:OPTIONS="-u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid
 ・変更後:OPTIONS="-x -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid

 また、SYNC_HWCLOCKも念のためにyesを設定します。
 ・変更前:SYNC_HWCLOCK=no
 ・変更後:SYNC_HWCLOCK=yes

[root@11gR2RAC01 sysconfig]# cat /etc/sysconfig/ntpd
# Drop root to id 'ntp:ntp' by default.
OPTIONS="-x -u ntp:ntp -p /var/run/ntpd.pid"

# Set to 'yes' to sync hw clock after successful ntpdate
SYNC_HWCLOCK=yes

# Additional options for ntpdate
NTPDATE_OPTIONS=""

(3)ntpサービスの開始
下記のようにntpサービスを開始(service ntpd start)します。
※既にntpサービスが開始している場合は、ntpサービスの再起動(service ntpd restart)を実行します。
[root@11gR2RAC01 etc]# service ntpd start
ntpd: 時間サーバーと同期中:                                [  OK  ]
ハードウェア時刻をシステム時刻に同期中                     [  OK  ]
ntpd を起動中:                                             [  OK  ]


以上で、ゲストOSがホストOSの時刻に同期されるようになりました。




以上です。




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