Oracle中心にIT全般の技術情報を気が向くままに書いています。他にLinux、仮想化技術(VMWare)やトラブルに役立つ情報などがあります。

スポンサーサイトRAC構築 10gR2 on Oracle Linux5.2[VMWare] (14)RACインストール


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(14) RACインストール

【RAC構築の流れ】
(1) RAC構築の全体設計
(2) VMWareインストール
(3) VMWare仮想マシン追加(RACサーバ1)
(4) Oracle Enterprise Linuxインストール(RACサーバ1)
(5) 追加モジュールインストール(RACサーバ1)
(6) VMWare共有ディスク追加(RACサーバ1)
(7) 共有ディスク設定(RACサーバ1)
(8) 自動時刻合わせ設定(RACサーバ1)
(9) インストール事前環境設定(RACサーバ1)
(10) RACサーバ2の作成
(11) SSH環境設定
(12) Oracle Clusterwareインストール事前検証
(13) Oracle Clusterwareインストール
(14) RACインストール(今回の記事)


いよいよRAC構築の全14回の最後です。
RACのインストールを行います。

RAC用データベースをASM上に構築したいと思います。

そういった場合、ASMを構築してからRACをインストールといった具合に順を追ってインストールする方法もありますが、今回は最初からRACのインストールを行いたいと思います。
このインストール途中に、ASMの環境なども構築されます。

【Oracle Databaseソフトウェアの場所】
本環境では、下記にソフトウェアが置いてあります。
/home/oracle/database/

【手順一覧】
1.X設定
2.SSH実行確認
3.インストーラの起動
4.画面インストール設定
5.CRS状態確認
6.インスタンス接続確認

【詳細手順】
1.X設定
oracleユーザでログインしている場合は、本手順は必要ありません。
oracleユーザ以外の例えばrootユーザなどでログインしている場合は、以下のようにしてoracleユーザでXアプリケーション実行を可能にします。
clusterwareインストールの時も同様の手順を実施しました。
[root@rac01 clusterware]# xhost +
xhost:  unable to open display ""
[root@rac01 clusterware]# export DISPLAY=:0.0
[root@rac01 clusterware]# xhost +
access control disabled, clients can connect from any host
[root@rac01 clusterware]# su - oracle

2.SSH実行確認
しつこいようですが、再度、以下のようにsshでコマンドを実行し、何も聞かれないことを確認しておきます。
(1) RACサーバ1で確認
[oracle@rac01 ~]$ ssh rac01 date
2008年  8月 13日 水曜日 22:58:42 JST
[oracle@rac01 ~]$ ssh rac02 date
2008年  8月 13日 水曜日 22:58:43 JST

(2) RACサーバ2で確認
[oracle@rac02 .ssh]$ ssh rac01 date
2008年  8月 13日 水曜日 22:34:09 JST
[oracle@rac02 .ssh]$ ssh rac02 date
2008年  8月 13日 水曜日 22:34:20 JST

3.インストーラの起動
Clusterwareインストールの時と同様に、runInstallerを「-ignoreSysPrereqs」パラメータ付きで実行します。
これにより、OSの前提条件チェックがスキップされます。
[oracle@rac01 database]$ ./runInstaller -ignoreSysPrereqs
Oracle Universal Installerを起動中です...

インストーラ要件の確認中...

オペレーティング・システムのバージョンを確認中: 必須redhat-3, SuSE-9, redhat-4, UnitedLinux-1.0,
 asianux-1 or asianux-2
                                      失敗しました <<<<


>>> 要求された前提条件の失敗を無視しています。続行中...

Oracle Universal Installerの起動を準備中 /tmp/OraInstall2008-08-15_05-17-02PM. お待ちください...
[oracle@rac01 database]$ Oracle Universal Installer, バージョン 10.2.0.1.0 製品版
Copyright (C) 1999, 2005, Oracle. All rights reserved.

Warning: Cannot convert string "-watanabe-mincho-medium-r-normal--*-140-*-*-c-*-jisx0208.1983-0"
 to type FontStruct

4.画面インストール設定
 ・「次へ」ボタンを押します。  

 ・ここでは「Enterprise Edition」を選択し、「次へ」ボタンを押します。  

 ・パスに「/u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1」を指定し、「次へ」ボタンを押します。  

 ・「クラスタ・インストール」で全てのノードにチェックし、「次へ」ボタンを押します。  

 ・OSが動作保証されていないとの警告が出ていますが、無視して、「次へ」ボタンを押します。
 

 ・「データベースの作成」を選択して、「次へ」ボタンを押します。  

 ・「汎用目的」を選択して、「次へ」ボタンを押します。  

 ・今回はグローバル・データベース名およびSIDを「rac」としました。
  また、データベース・キャラクタ・セットに「日本語JA16SJIS」を選択して、「次へ」ボタンを押します。  

 ・「次へ」ボタンを押します。  

 ・ASMを利用するため、「自動ストレージ管理(ASM)」を選択し、「次へ」ボタンを押します。  

 ・警告が出ますが、構わずに「OK」ボタンを押します。  

 ・「自動バックアップを有効にしない」を選択し、「次へ」ボタンを押します。  

 ・ディスク・グループ名を「DATA」、冗長性を「外部」、ASM用に用意したディスク「/dev/raw/raw6~8」をチェックし、「次へ」ボタンを押します。  

 ・「すべてのアカウントで、同一のパスワードを使用」を選択し、パスワードを入力後に「次へ」ボタンを押します。
  パスワードについては、今回は「oracle」としました。  

 ・「インストール」ボタンを押します。  

 ・今回は以下のような情報画面が出てしまいました。
 
  rac02のディスク・グループをマウントできないと言われたので、画面はそのままにして、手動でディスク・グループのマウントを行うことにしました。
  rac02にoracleユーザでログインし、以下のように実行します。
[oracle@rac02 ~]$ export ORACLE_SID=+ASM2
[oracle@rac02 ~]$ sqlplus / as sysdba

SQL*Plus: Release 10.2.0.1.0 - Production on Fri Aug 15 20:55:48 2008

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle.  All rights reserved.


Connected to:
Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.1.0 - Production
With the Partitioning, Real Application Clusters, OLAP and Data Mining options

SQL> alter diskgroup DATA mount;

Diskgroup altered.

SQL> alter system register;

System altered.
  
  これでディスク・グループのマウントが行われました。
  「alter system register」については、今回は念のために実施したのですが、本来は必要ないはずです。

 ・「OK」ボタンを押します。  

 ・「OK」ボタンを押します。  

 ・構成スクリプトの実行を促す画面が出るので、画面はそのままの状態にして、以下のように実行します。
 

  最初に、RACサーバ1(rac01)にrootユーザでログインし、以下のように実行します。
[root@rac01 ~]# /u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1/root.sh
Running Oracle10 root.sh script...

The following environment variables are set as:
    ORACLE_OWNER= oracle
    ORACLE_HOME=  /u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1

Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]:
   Copying dbhome to /usr/local/bin ...
   Copying oraenv to /usr/local/bin ...
   Copying coraenv to /usr/local/bin ...


Creating /etc/oratab file...
Entries will be added to the /etc/oratab file as needed by
Database Configuration Assistant when a database is created
Finished running generic part of root.sh script.
Now product-specific root actions will be performed.

  次に、RACサーバ2(rac02)にrootユーザでログインし、以下のように実行します。
[root@rac02 ~]# /u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1/root.sh
Running Oracle10 root.sh script...

The following environment variables are set as:
    ORACLE_OWNER= oracle
    ORACLE_HOME=  /u01/app/oracle/product/10.2.0/db_1

Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]:
   Copying dbhome to /usr/local/bin ...
   Copying oraenv to /usr/local/bin ...
   Copying coraenv to /usr/local/bin ...


Creating /etc/oratab file...
Entries will be added to the /etc/oratab file as needed by
Database Configuration Assistant when a database is created
Finished running generic part of root.sh script.
Now product-specific root actions will be performed.

 ・「OK」ボタンを押します。  

 ・「終了」ボタンを押します。  

5.CRS状態確認
 crs_statコマンドにより稼動状況を確認します。

 (1) crs_stat実行[RACサーバ1]
  RACサーバ1にoracleユーザでログインし、以下のように実行します。
[oracle@rac01 ~]$ crs_stat -t
Name           Type           Target    State     Host
------------------------------------------------------------ 
ora.rac.db     application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora....c1.inst application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora....c2.inst application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora....SM1.asm application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora....01.lsnr application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora.rac01.gsd  application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora.rac01.ons  application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora.rac01.vip  application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora....SM2.asm application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora....02.lsnr application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora.rac02.gsd  application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora.rac02.ons  application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora.rac02.vip  application    ONLINE    ONLINE    rac02
 
 特に問題は発生していないようです。

 (2) crs_stat実行[RACサーバ2]
  RACサーバ2にoracleユーザでログインし、以下のように実行します。
[oracle@rac02 ~]$ crs_stat -t
Name           Type           Target    State     Host
------------------------------------------------------------ 
ora.rac.db     application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora....c1.inst application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora....c2.inst application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora....SM1.asm application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora....01.lsnr application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora.rac01.gsd  application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora.rac01.ons  application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora.rac01.vip  application    ONLINE    ONLINE    rac01
ora....SM2.asm application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora....02.lsnr application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora.rac02.gsd  application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora.rac02.ons  application    ONLINE    ONLINE    rac02
ora.rac02.vip  application    ONLINE    ONLINE    rac02

 こちらも問題無いようです。

6.インスタンス接続確認
 最後にデータベースへの接続確認を行いたいと思います。

 (1) インスタンス接続[RACサーバ1]
  RACサーバ1にoracleユーザでログインし、以下のように実行します。
[oracle@rac01 ~]$ export ORACLE_SID=rac1
[oracle@rac01 ~]$ sqlplus / as sysdba

SQL*Plus: Release 10.2.0.1.0 - Production on Fri Aug 15 21:19:36 2008

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle.  All rights reserved.


Connected to:
Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.1.0 - Production
With the Partitioning, Real Application Clusters, OLAP and Data Mining options

SQL> select name from v$database;

NAME
--------- 
RAC

 (2) インスタンス接続実行[RACサーバ2]
  RACサーバ2にoracleユーザでログインし、以下のように実行します。
[oracle@rac02 ~]$ export ORACLE_SID=rac2
[oracle@rac02 ~]$ sqlplus / as sysdba

SQL*Plus: Release 10.2.0.1.0 - Production on Fri Aug 15 21:19:56 2008

Copyright (c) 1982, 2005, Oracle.  All rights reserved.


Connected to:
Oracle Database 10g Enterprise Edition Release 10.2.0.1.0 - Production
With the Partitioning, Real Application Clusters, OLAP and Data Mining options

SQL> select name from v$database;

NAME
--------- 
RAC

 両方とも接続ができました。


以上でRACインストールは完了です。
本来は片方のサーバで意図的に障害を発生させ、フェールオーバーされるかなどについても確認したほうが良いでしょう。
今回は取り上げませんが、気が向いたらやってみようと思います。

RAC構築14回は14日で終らせるつもりが、結構時間がかかってしまいました。
しかし色々と勉強になりました。



以上です。




トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



前ページへ:RAC構築 10gR2 on Oracle Linux5.2[VMWare] (13)Oracle Clusterwareインストール
次ページへ:データベースの削除を行う(DROP DATABASE)

ページのトップへ

必ずお読みください

本ブログ記事をご利用になって生じたいかなる損害についても当方は一切責任を負いません。
ご利用は自己責任でお願いします。(^―^)

広 告





ブログランキング/その他


ビジネスブログ100選

ブログランキング・にほんブログ村へ
blogramで人気ブログを分析




最新トラックバック


RSSリンクの表示

QRコード

QR

アクセスカウンター

ユニーク:
トータル:


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。